子どもとのすれ違いや、感情のぶつかり合い。
怒りたくないのに、イライラしてしまう。
優しくしたいのに、できない。
そんな日々の中で、私はずっと自分を責め続けていました。
でもある日、自分の“ほんとの気持ち”に気づけたことで
少しずつ心の景色が変わり始めたんです。
家族のなかで、私だけが立ち止まっていた
4人の子どもを育てながら、「お片付け」の発信を続けていた毎日。
夫に反対されながらも走り出して
やりがいもあったし、誰かの役に立っている実感もありました。
けれど、長女の高校受験とともに反抗期が始まり
今までうまく回っていたように見えたものが
少しずつ崩れていきました。
どれだけ話しても伝わらない。
感情がぶつかるたびに、
「私、母親としてどうなんだろう…」
と自分を責める毎日。
うまくいかない家庭の空気に引っ張られるように
自分の活動ややりたいことも
だんだん苦しく感じるようになってきました。
そして、ふと心の中に浮かんだひとこと。
「私が変わる必要があるのかもしれない」
この言葉が、じわじわと私の中に広がっていきました。
ノートと対話する時間が、私を少しずつほどいてくれた
何から始めればいいかわからなかったけれど、
思考整理ノート講座を受講したことが
最初の小さな一歩でした。
「思ったことを書くだけ」
と言われても、最初は正直ピンときていなかった私。
でも、書きはじめて気づいたんです。
ノートの中では、私は怒っても、泣いても、何を感じてもいい。
「ちゃんとしなきゃ」 「私が我慢すればいい」
そんなふうに、ずっと感情にフタをしてきた私。
でも書いてみてはじめて
「私、こう感じてたんだ…」
と自分の気持ちに気づける瞬間がありました。
感情に正しさなんていらない。
ただ
「私はこう感じてたね」
と自分に声をかけてあげるだけで
不思議と心がほどけていく気がしました。
“変わる”って、気づくことから始まるのかもしれない
今は、「潜在意識言語化コーチ」として活動しています。
潜在意識にある思い込みや価値観に気づき
自分自身と対話するお手伝いをしています。
あの頃の私のように、
●感情にフタをして生きている人
●頭でわかっているのに動けなくなっている人
●「こんな自分じゃダメだ」と思ってしまう人
そんな方のそばに寄り添って
完璧じゃなくていい。感情に揺れても大丈夫。
まずは
「今の私、どんな気持ちなのかな?」
って聞いてみることから。
そこからきっと、やさしい変化が始まっていくと信じています。